ビタミンB12は赤血球の形成や神経の修復に必要な栄養素です。
主に動物性の食品に含まれ、植物性食品には含まれないため、肉や魚を避けた食生活を送っている方で不足する可能性があります。
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ビタミンB12は「赤血球」の形成に必要な栄養素です。
不足すると「巨赤芽球(きょせきがきゅう)」という、“赤血球の不良品”が形成され、正常な赤血球の数が不足してしまいます。(このため、悪性貧血は別名「巨赤芽球性貧血」ともいわれます。)
赤血球の不足は、めまいや動悸、息切れなどの貧血症状を引き起こします。CLOSE -
長時間の運転やデスクワークなど、同じ姿勢を続けたり無理な運動を行うと、疲労物質がたまり筋肉が硬くなります。硬くなった筋肉は周囲の神経を圧迫し、やがて神経を傷つけて痛みやしびれといった症状を引き起こします。
ビタミンB12は、神経を合成するたんぱく質とリン脂質の合成を促進、傷ついた神経を正常な状態に修復します。CLOSE
ビタミンB12は、肉や魚・貝類などの動物性食品に多く含まれる成分です。野菜や果物などの植物性食品には含まれないため、お年寄りやダイエット中の方など、動物性食品を避ける傾向のある人で不足する可能性があります。