株式会社村上農園(本社:広島市、代表取締役社長:村上清貴)は、全国8ヶ所全ての生産施設で、食品安全マネジメントの国際規格ISO22000※2の認証を取得しました。農業分野においてISO22000の認証を取得している団体はまだまだ少なく、まして8拠点もの生産施設での認証取得は他に例がありません。
村上農園では、1996年に大阪堺市で起きたO-157報道を契機に、業界最高水準の安全衛生管理体制の確立を目指し、農水省が策定した『かいわれ大根生産衛生管理マニュアル』をさらにレベルアップさせた独自のマニュアルの確立や、有害微生物検査の全拠点・全品目・365日実施、金属検知機の全生産ラインへの導入、そして全製品にロット番号を記載することによるトレーサビリティの確立など、独自の安全衛生管理体制を次々と進化させてきました。これまで長年にわたって構築してきたこれらの体制が評価され、2009年10月に主要3生産施設と本社・管理部門で、そしてこの度(2010年11月)に残りの5生産施設全てにおいてISO22000の認証を得ることとなりました。
審査登録機関は、(財)日本適合性認定協会(JAB) ※3によって正式に「農業分野」のISO22000の審査を認められた(財)日本科学技術連盟。農業分野におけるISO22000正式認証の中で、全国8生産施設を有する大規模組織での取得は、当社が初めてとなります。
【登録内容】
登録組織:本社・管理部門 ☆
東京生産センター(千葉県)☆
小田原生産センター(神奈川県)
大井川第1生産センター(静岡県)☆
大井川第2生産センター(静岡県)☆
四日市生産センター(三重県)
広島生産センター(広島県)
湯来生産センター(広島県)
福岡生産センター(福岡県)
適用規格:ISO 22000:2005
認定分類:B農業(植物)野菜や果物など
登録範囲:ブロッコリースーパースプラウト、かいわれ大根、
豆苗、スプラウトシリーズの栽培、出荷>
登録日:2010年11月18日(☆は2009年10月)
【用語解説】
※1 スプラウト
発芽野菜の総称。当社では全国8ヵ所にある生産センターで、かいわれ大根や豆苗、ブロッコリースプラウトなどの8種類のスプラウトの生産を行っています。
※2 ISO22000
本部をジュネーブに置く国際規格を策定するための組織、国際標準化機構(ISO)が発行している食品安全マネジメントシステムの国際規格。衛生管理に止まらず、組織全体のリスクマネジメントとコンプライアンス機能を強化することができます。 なお現在の規格の正式表記は、2005年に発行されたため「ISO22000:2005」となっています。
※3 日本適合性認定協会(JAB)
ISOの審査登録機関を審査する経済産業省所管の財団法人。 審査登録機関はJABの審査を通過し認定されることで、その審査登録業務が日本の文化や法律に則ったもので、かつ国際基準に適合していることを承認されます。審査は分野別に行われ、農業分野の認定を受けた審査登録機関は2機関です。(2010年11月現在)
最新鋭の植物工場にて、機能性野菜「ブロッコリースーパースプラウト」の生産を行っている大井川第1生産センター(静岡県焼津市)
- 事業内容
- スプラウトの生産・販売、新顔野菜の企画・開発・販売等
- 売上
- 30億円(2009年12月期)
- 資本金
- 1,000万円
- 従業員数
- 250名
- 事業所
- 本社・研究開発部(広島)
生産センター(広島2箇所、千葉、神奈川、静岡2箇所、三重、福岡) 営業所(千葉、大阪、広島)