株式会社村上農園(本社:広島市、代表取締役社長:村上清貴)は、2011年12月に山梨県北杜市に新設した豆苗(とうみょう)専用の植物工場、山梨北杜生産センターにおいて、当社で8カ所目となる食品安全管理の国際規格ISO22000の認証を取得しました。これにより、当社の全ての生産施設でこの認証を取得したことになります。現在農業分野で、当国際規格認証を取得している組織は当社を含めて6社と未だ少なく、しかも一部の生産拠点での取得が一般的である中、8カ所もの大規模な認証取得は当社が唯一です。
これにより、村上農園社製のスプラウト及び豆苗は全て、安全を向上させた生産管理システムでの生産となります。
スプラウト及び豆苗を全国8カ所の施設で生産する村上農園では、全てのお客様に安心・安全な商品を提供するため、有害微生物検査の全拠点・全品目・365日実施、金属検出機の全品目への導入、全製品に製造番号を入れたトレーサビリティの確立、震災後の放射性物質検査・公開など、農水省が策定した『かいわれ大根生産衛生管理マニュアル』をさらにレベルアップさせた業界最高水準の衛生管理を行ってきました。
これらの取り組みに加えて、継続的に改善を図る体制を構築するため、2009年10月、大井川と東京の生産施設で初めてISO22000の認証を取得。その後他の生産施設の取得を経て、この度全生産施設での認証を達成しました。
登録書
【登録内容】 | |
登録組織: | 山梨北杜生産センター(山梨県) |
適用規格: | ISO 22000:2005 |
認定分類: | B 農業(植物) 野菜や果物など |
登録範囲: | 豆苗の栽培、出荷 |
登録日: | 2012年12月20日 |
※2010年10月までに認証取得済みの組織
本社・管理部門(広島県) 、東京生産センター(千葉県)、小田原生産センター(神奈川県)、大井川生産センター(静岡県)、四日市生産センター(三重県)、広島生産センター(広島県)、湯来生産センター(広島県)、福岡生産センター(福岡県)
【山梨北杜生産センター概要】
2011年12月に稼動した、最新鋭の太陽光利用型植物工場。気化熱を利用した冷房システムや播種から収穫まで野菜を全自動で移動できるムービングベンチシステム、温湿度、光量などを一括管理する環境コントロールシステムなどの設備を有し、1.2haの施設で豆苗月産約300万パックの生産能力があります。
【用語説明】
豆苗
えんどう豆の若い葉と茎を食べる葉物野菜で、サラダや炒め物、おひたし、お鍋など幅広い料理に使うことができます。また、植物工場で生産することから天候に左右されず年中安定的な価格で購入出来る事に加え、一度食べた後に残った豆と根を水栽培すると再生する非常に経済的な野菜として人気が高まっています。
ISO22000
本部をジュネーブに置く国際規格を策定するための組織、国際標準化機構(ISO)が発行している食品安全マネジメントシステムの国際規格です。ISO22000に則ったシステムを構築することで、衛生管理に止まらず、組織全体のリスクマネジメントとコンプライアンス機能を強化することができます。日本では正式な審査・認証は、財団法人日本適合性認定協会(JAB)によって認定された登録機関が行っています。
※ 農業分野での適合組織については、JABのWEBサイト(http://www.jab.or.jp/)で公開しています。
- 事業内容
- スプラウトの生産・販売、新顔野菜の企画・開発・販売等
- 売上高
- 40億(2012年12月期)
- 資本金
- 1,000万円
- 従業員
- 250名
- 事業所
- 本社・研究開発部(広島)
生産センター(広島2箇所、千葉、神奈川、山梨、静岡、三重、福岡)
営業所(千葉、大阪、広島)