株式会社村上農園(本社:広島市、代表取締役社長:村上清貴)は、宮城県大郷町に「宮城大郷生産センター(仮称)」(以下、宮城大郷生産センター)の設立を計画していることをお知らせいたします。また、この設立計画に際し、8月7日(月)、宮城県・村井嘉浩知事立ち会いのもと、立地協定調印式を執り行いましたことも併せてお知らせいたします。
調印式の様子(左から若生会長、赤間町長、村上、村井知事)
村上農園は、「ブロッコリー スーパースプラウト」をはじめとする高成分野菜や「かいわれ大根」などの発芽野菜、「豆苗(とうみょう)」を生産し、全国へ出荷しています。現在、生産施設は千葉、山梨、神奈川、静岡、三重、広島(2カ所)、福岡の8カ所で、東北エリアについては主に関東で生産した商品を長距離輸送しておりました。この度、大郷町に宮城大郷生産センターとして生産拠点を設けることで、輸送にかかる時間とコストを削減し、より鮮度の高い商品をリーズナブルな価格で東北エリアのお客さまにお届けできるようになります。また、当センターの従業員は地元から積極的に採用し、新たな地元雇用の創出にも貢献したいと考えております。
なお、当センターの敷地面積は東京ドーム1.3個分に相当し、発芽野菜の生産施設では国内最大規模となります。
また、この設立計画に際し、8月7日(月)宮城県庁にて立地協定調印式を実施。大郷町・赤間正幸町長と成田川地区大規模農業施設用地地権者協議会・若生まもる(「まもる」の漢字は「衞」の中上が「五」)会長、村上農園社長・村上清貴および立会人として宮城県・村井嘉浩知事が協定書に署名しました。
■ 大郷町を候補地に決定した理由
大郷町は、仙台市の北東約20km圏にあります。主要高速道路のICへのアクセスに優れており(東北自動車道・大和ICまで8.8km、三陸自動車道・松島大郷ICまで10.0km)、東北全域への配送に最適な立地です。また、夏は比較的涼しく、冬も晴れた日が多いため、年間を通して品質の高い野菜を安定的に生産することが可能です。以上のことから大郷町は、村上農園製品の生産拠点として良好な条件を備えていると判断しました。
≪事業計画≫
事業名称: 村上農園 宮城大郷生産センター新設計画
計画地 : 宮城県黒川郡大郷町大松沢字新成田川 計60,487㎡
施設/生産能力 (生産能力はスプラウトシリーズ換算)
1期 温室約16,000㎡/年産3,350万パック
2期 温室約5,000㎡
3期 温室約15,000㎡
4期 温室約5,000㎡
生産品目: 豆苗、スプラウトシリーズ(ブロッコリー、クレス、マスタード、
レッドキャベツ)、かいわれ大根、マルチビタミンB12かいわれ、
他新品目の野菜
人員計画: (1期完成後)正社員5名(内、地元採用2名)、パートタイマー約40名
(基本的に地元採用、約8割が雇用保険対象者)
(2期工事完成後)正社員、パートタイマー合計約90名
投資規模: 15億円(1期)
施設完成時期: 2018年末
図1:計画地航空写真
図2:計画地(2017年7月6日、図1の赤枠左上から右下に向かって撮影)
- 設 立
- 1978年1月
- 代表者
- 村上清貴
- 売上高
- 88億8,000万円(2016年12月期)
- 事業内容
- スプラウト、豆苗、かいわれ大根など発芽野菜の生産・販売
- 事業所
- 本社・研究開発部(広島)
生産センター(千葉、神奈川、静岡、山梨、三重、広島、福岡)
営業所(東京、愛知、大阪、広島)
広報マーケティング室(東京)
- 関連会社
- 株式会社 沖縄村上農園(沖縄県大宜味村)
- WEBサイト
- http://www.murakamifarm.com