高成分野菜「ブロッコリー スーパースプラウト」好調 出荷量6年で6倍
株式会社村上農園(本社:広島市、代表取締役社長:村上清貴)は、2019年度の売上高が過去最高の107億1,900万円を記録し、自社生産野菜の販売額でも初の100億円を突破しました。これは、きのこやもやしを除く野菜の生産・販売会社では国内で初めてのことです。
好調のブロッコリー スーパースプラウト
2020年秋・新たな生産拠点開設でさらなる生産強化
過去最高の売上高を記録した背景には、主力商品である「ブロッコリー スーパースプラウト」の出荷が好調だったことが挙げられます。ブロッコリー スーパースプラウトは、米国ジョンズ・ホプキンス大学で開発され、有用成分「スルフォラファン」を一般的なブロッコリーの20倍以上含んだ「高成分野菜」です。村上農園は、同大学と日本国内における独占ライセンス契約を結び、2001年に生産を開始しました。近年、消費者の健康志向が高まる中、肥満や老化、疾病に対する効果が注目され、出荷量はここ6年で約6倍に伸びています。
需要の伸びに生産量が追いつかない事態も生じており、2020年秋には既存生産施設の2倍強の生産能力を持つ新たな生産拠点「スーパースプラウトファクトリー山梨」の開設を予定しています。
図:2020年秋開設予定の「スーパースプラウトファクトリー山梨」の完成イメージ
代表取締役社長 村上清貴のコメント
2011年の売上高がわずか31億円だった当社が、この8年間で平均年率17%の高成長を果たし、昨年は自社生産野菜で初の100億円を突破しました。一般的な野菜販売が振るわない中、健康成分を野菜から摂取する流れは年々高まりをみせており、需要が急拡大してきています。これらに対応するため、山梨県と宮城県に大規模な生産施設を建設中で、完成すれば200億円規模の生産体制となります。北海道や関西でも新たな生産施設を検討しており、ブロッコリー スーパースプラウトと豆苗の生産能力拡大と、新野菜「マイクロハーブ」等の販売を強化することで、2025年に売上高300億円を目指します。
- 設 立
- 1978年1月
- 代表取締役社長
- 村上清貴
- 売上高
- 107億1,900万円(2019年12月期)※うち自社生産品の販売額105億3,900万円
- 事業内容
- スプラウト、豆苗(とうみょう)、かいわれ大根など発芽野菜と高成分野菜の生産・販売
- 事業所
- 本社・研究開発部(広島)
生産センター(千葉、神奈川、静岡、山梨、三重、広島、福岡)
営業所(東京、名古屋、大阪、広島)
- 関連会社
- 株式会社 沖縄村上農園(沖縄県大宜味村)
- WEBサイト
- http://www.murakamifarm.com