豆苗の基礎知識 (3)日本での広がり

2012.8.28

中国で季節限定の高級食材ぴかぴか (新しい)として愛されていた豆苗が

日本に伝わったのは、1970年代の日中国交回復以降のこと。

当時は、主に台湾から輸入され、高級中国料理店でのみ

取り扱われる貴重品でした。

 

高級食材だった豆苗が、一般野菜として家庭に普及しはじめたのは

それから約20年が経った1990年代

年間通して安定生産可能な、植物工場での栽培がはじまったことで、

徐々に日本の家庭に浸透していきました。

 

植物工場で生産される豆苗(村上農園大井川第2生産センター)

 

年間とおして安定価格で、

お財布にやさしい、

今大人気の豆苗は、栽培技術が発達したことで誕生した、

比較的あたらしい新野菜というわけです。

 

【過去の記事】

豆苗の基礎知識(2)豆苗のルーツ

左斜め上中国の高級食材だった豆苗についてはコチラ

豆苗の基礎知識(1)豆苗とは?

左斜め上そのそも豆苗ってなに?という方はコチラ

 

<つづく>