山梨北杜生産センターは、豆苗専用としては国内最大の植物工場です。野菜の生産に最適な、豊かな清水と日本一長い日照時間に恵まれた山梨県北杜市にあります。
農業先進国オランダと日本の最新技術を取り入れ、気化熱を利用したエコな冷房システムや、自動化された苗の運搬システムなどを備えているほか、光や気温といったセンター内の育成環境をコンピュータで管理しています。豆苗がどのような工程で、どのように生産されているのか、センターの中をご案内します!
生産品目:豆苗
きれいに洗浄した後、水に浸し、たっぷりと水を吸収させます。種子は「休眠状態」から目覚めて、成長を始めます。
発芽した種子を一定量ずつ専用の栽培容器にまきます。
温度や湿度、二酸化炭素濃度が管理された暗い促成室に置き、根の発達と、茎の成長を促します。
緑化場に豆苗の苗を広げて、日光を十分に当てます。葉が緑になり、苗が一定の大きさになるまで育てます。
出荷に適した大きさに成長した豆苗は、パッケージングの前に冷蔵庫で冷やします。冷やすことで豆苗の成長を止め、日持ちを向上させることができます。
栽培容器から豆苗を取り出し、人の目で一つずつ検品しながら、パッケージング。
豆苗の収穫場に入るときには、専用の服に着替え、帽子、マスク、手袋、長靴を着用し、入室時にはエアシャワーを浴びるなど、徹底した衛生管理を行っています。
パッケージングされた製品は箱詰めされ、製品冷蔵庫へ。冷蔵状態を維持したまま、冷蔵車で全国の青果市場やスーパーマーケットに配送されます。
豆苗のパッケージには、野菜の呼吸をコントロールすることで鮮度をより長く保つ「機能性フィルム」を採用しています。
配送用のトラックは全て冷蔵車を使用しています。また製品を保管する冷蔵庫は、トラック内部と冷蔵庫を直接つなげる「ドック」を設置。生産から納品に至るまで冷蔵状態を保つ「コールドチェーン」を確立しています。