村上農園は、スプラウトに関する世界有数の技術とノウハウを擁しています。
このコア技術をベースに、内外の研究機関と連携し、「機能性野菜」という新しいジャンルを確立しました。さらなる野菜の可能性を求めて、これからも挑戦を続けます。
大学の研究室で生まれた技術革新が、今までにない野菜として店頭に並び、脚光を浴びる。その代表的な事例が「マルチビタミンB12」です。
悪性貧血の予防や神経の働きに不可欠なビタミンB12は、基本的に動物性食品にしか含まれていません。広島大学の佐藤一精教授(現名誉教授)は、「ビタミンB12を、その他のビタミンやミネラルが豊富な野菜から摂取することができれば、人々の健康維持に貢献できるのではないか」と研究を始め、 かいわれ大根に成分を含ませる技術で特許を取得しました。
味や見た目、栽培のしやすさも含めて、品質を向上させるためには、品種改良が欠かせません。村上農園では自社で「育種圃場(いくしゅほじょう)」を有し、理想の種子を追究しています。
研究開発のテーマは「機能性」だけではありません。色や形、香り、食感や味など、従来の野菜にない 「楽しさ」や「驚き」を感じられる野菜の開発にも取り組んでいます。