村上農園の生産センターは、北は宮城県大郷町から、南は沖縄県大宜味村(関連会社)まで全国に12カ所。
1年365日、休むことなくスプラウト類やマイクロハーブを生産しています。
その工程は一見同じ作業の繰り返しに見えるかもしれませんが、相手は「生き物」。
栽培条件が常に変化するなか、昨日と同じことをすれば今日もうまくいくというものではありません。どの生産センターがつくった商品も、「村上ブランド」として定めた高品質を満たし、出荷量ニーズに応えるためには、組織として知恵を集結させ、科学的なデータに基づく生産を行うこと。統一フォーマットで環境、栽培条件、植物の状態を記録し、日々検証を加え、日々改善することが肝心です。当社では社内ネットワークシステムを確立し、生産ラインの集中管理や全国の栽培拠点および全社での情報共有を実現し、スマートアグリを推進しています。
当社の植物工場には、生産する商品に合わせ、閉鎖環境で太陽光を一切利用せず、人工光を用いて栽培する「完全人工光型」と、太陽光を利用する「太陽光利用型」の2つのタイプがあります。
ブロッコリースーパースプラウトを生産している村上農園大井川生産センター(静岡県)は、未来の農業を具体化したものとしても注目を集めています。
栽培システムにコンピュータ制御を採用し、気温、湿度、光など生育環境を完全にコントロールすることで、安定した高い品質と成分の高濃度化に成功しています。村上農園では、殺菌着衣・エアシャワーによる衛生管理はもちろん、異物の混入などを防ぎ安全性を高めるために金属検出機も導入しています。
もちろん農薬を使用せず栽培されており、現在最も安全な野菜のひとつであるといえます。